このブログではハンドボールの試合の分析結果とその試合の勝因・敗因となったポイントの解説を発信しています。
このブログを見てくれている方はハンドボールを見て楽しむだけのいわゆる「ハンドボールファン」という域を超え、熱心なプレーヤーであったり指導者をされていて「試合に勝ちたい」と思っている方、または「自身には競技経験はないものの、より深くハンドボールを理解したい」と思っているかたといった「ハンドボールマニア」であるかと思います。
そんな皆さんも満足いただけるような、ここでしか見ることのできない有益な情報を発信していく予定でいますので、楽しんでもらえると嬉しいです。
当たり前のことですが、試合には勝つ理由、負ける理由があります。
しかし、競技歴の長い選手でも、試合全体を俯瞰して客観的に勝因・敗因を説明できる人は少ないのではないでしょうか。
このブログではデータをもとに客観的に勝因・敗因を分析して言語化しています。強いチームにはどのような傾向があるのか、また反対にどのようなプレーが多いと試合に負けてしまうのかについて、数値というエビデンスをベースに解説します。
分析ツールについて
使用している分析ツールは2013年から独自に開発しているものになります。このツールは私が大学のコーチをしていた際に指導用に開発を始めたもので、どこにも公開していないためこのブログに掲載するデータはここでしか見ることのできないものです。
使用している分析ツールではヨーロッパなどで使用されている、月額5000円以上するようなサブスクリプションサービスと同程度の項目数での集計が可能となっているので、価値のある情報を発信できるかと思います。
分析方法・項目などそのツールでできること、開発状況についてまた別の記事で細かく説明する予定です。
ハンドボールの楽しさを広めたい
日本でスポーツ観戦にデータが浸透している例として野球があるかと思います。プロ野球ファンにとってプロ野球選手の打率やホームラン数、さらにOPSやスイングスピード、ピッチャーが投げたボールの回転数といった詳しい情報まで、データがスポーツを楽しむための前提情報として身近に存在しているかと思います。
私はハンドボールでも野球と同じように、データを交えて観戦を楽しむことができると思っています。
ハンドボールはというと、チーム専属のアナリストがいるチームもありますが、まだスポーツ全体を盛り上げるようなデータ活用には至っていません。このブログでデータとハンドボールを掛け合わせた情報を発信していくことで、ハンドボールという素晴らしいスポーツをもっと面白いものにしたいと思っています。
データ分析を行っている人
私は中学校の部活でハンドボールに出会い、以来20年ほどハンドボールに関わっています。
本格的に競技に取り組んでいたのは学生の間のみで、社会人になってからは7年ほど大学のコーチをしていました。今はコーチングの場からも離れて、この分析は完全に趣味としての活動になります。
大学のコーチとして活動していたころには年間50試合以上の試合を分析していましたが、その中で実感したのはベンチや観客席で体感する試合の印象と客観的に分析したデータには少なからず差があるということです。時には主な敗因だと思っていたプレーよりも大きな課題をデータから見つけることもありました。この経験から私の感じた「ハンドボールを数字で見る」ことの楽しさを発信していきたいと思っています。
さいごに:読んでいただける方へ
使用している分析ツールは個人的に開発しているもので、まだまだ発展途上にあります。矛盾や誤集計などのないように細心の注意を払っていますが、お気づきの点などあればどんどんフィードバックいただけるとありがたいです。いただいたフィードバックについては、より適切で高度な分析ツール開発の素材とさせていただきます。