先日に分析ツールを大幅アップデートした記事を投稿したばかりですが、入力フォーム改良のマイナーアップデートを実施しました。
入力フォームを編集したのみで、集計・分析に関わる機能には一切変更ありません。
入力フォームを改良した理由
大幅アップデート後のツールを実際に使用してみて、入力しにくいと感じたポイントの解消と入力フォームの機能向上のため修正を加えました。
ツールの大幅アップデートの際にはデータ構造の変換や入力フォームのVBA設定に注力していたため、ユーザーインターフェースにあたるフォームの配置については十分な検討ができていませんでした。
アップデート後に試合の分析を行ってみたところ、入力フォームの課題が見えてきたので、今回の改良でその課題点を解消しました。
改良ポイント①コマンドボタンの配置
入力用の各種コマンドボタンの配置を、実際の入力の流れに沿った位置へ並べ替えました。
実際に試合を分析してみてコマンドボタンの配置が入力作業の負担感を左右する重要なポイントであることに気づいたので、入力時の負担が軽減されるような配置にしています。
具体的な改良内容について
改良前は入力フォーム内のコマンドボタンをジャンルごとにまとめて配置していました。
しかし実際の試合分析の中ではプレーの流れにそったで適切な入力順があり、ボタンの並び順がその通りになっていないと入力の負担が大きくなって試合のスピード感に入力が追いつかない、といったことが分かりました。
この分析ツールはリアルタイム分析を目指して開発しているので、これまでもユーザインターフェースの改良は優先順位の高い課題として対応してきました。
今回の改良を経て現時点で入力しやすいと思える配置にできたかと思います。これから分析する試合数が増えて気づいた点などあれば、またマイナーチェンジを繰り返してベストな配置を模索していきたいと思います。
改善ポイント②入力フォームの表示項目追加
入力フォームに両チームのスコアがリアルタイムで反映されるように表示項目を追加しました。
以前の分析ツールでは入力用SHEETにチームごとの得点を表示していましたが、今回の入力方法変更でこの機能が無くなっていたため今回の作業で入力フォーム上に表示されるようにしました。
入力画面でスコアを確認できるのは、両チームの得点を確認しながら入力することで大きな入力ミスに気づける、といったメリットがあります。今までの経験からも入力間違いや入力漏れは気づくのが遅れるほど修正に手間がかかるので、すぐ間違いに気づぬことができる仕組みは地味に重要です。
改善ポイント③入力フォームへ機能追加
入力フォームにDFの獲得フリースロー数カウンターを追加しました。
大幅アップデート前の分析ツールでは3つの入力フォームがあり、それぞれが分析データ入力、背番号入力、フリースロー獲得する入力という役割を担っていました。
今回の改良でレイアウト変更したところスペースができたので、フリースロー獲得数カウンターも追加することができました。
これによって、一つの入力フォームで入力が完結するようになり、デザインも納得するものとなりました。
※改良ポイントとは異なる細かい変更点ですが、画面右下にあった「Data Entry」のボタンについて、文字ではなくロゴに変えてみました。
(これは完全に自己満足ですが以前よりツールに愛着が湧きました)
改良後のツールで入力してみた感想
改良後のツールで分析をしてみたのですが、改良前と比べて操作感が大幅に向上し、ストレスなく分析ができています。
この経験で改めて分析ツールにおけるUIの重要性を認識することができました。
断続的ではありますがかれこれ10年ほど分析ツールをいじりつづけてて、手を加える度にその時は「これで完成」と思っているのですがなかなか完成しません、、、
いま現在も大幅アップデートによりデータ構造を変えたことで今の機能のまま処理を軽くするアイデアが浮かんでいて、対応するか迷い中です。
自作の分析ツールなので、こういった使いにくいと感じたらすぐに修正できるというのがまた面白くもあり大変なところでもあります。